「減税したら社会保障が無くなるぞ!」は常識がない人です

ナイス減税

突然ですが、減税活動をしているとよくこういう人に出会います。

大して税金払ってなさそうな低所得の連中ほど何故か減税を主張してて、まあワイとしては別に減税でもいいんだけど、本当に減税したら医療も介護も年金も回らんでしょとは思いますね

前半の「大して税金払ってなさそうな低所得の連中ほど何故か減税を主張して」は後述するとして、後半の

減税したら社会保障や社会インフラに影響が出る

といった主張で減税に反対する人は結構多くて驚きます。

でもはっきり言ってこの手の主張をする人は常識がありません。
 
試しに皆さんのご家族にこう聞いてみてください。

「来月から家計を節約するからあなたのお小遣いから減らします」と。

子供でも旦那さんでもいいので、「節約のため、一番最初にあなたのお小遣いを削ります」と聞いてみましょう。
きっと「なんで私の小遣いからなん!絶対嫌!お母さんの分から削れ!」と不満を言うはずです。

でもこの答えが「常識のある人の答え」です。

物事にはなんでも優先順位があります。
お小遣いを減らすことに文句を言うのは、その前に例えば外食の回数を減らそうとか、携帯電話の契約内容を見直そうとか、節約する方法はいくらでもあるからです。
また、実際に一番最初に電気や水道、ガスなどのインフラを止めて節約することを考える人もいません。
電気や水道は最後の最後なのが「常識のある人の思考」だからです。
だから優先順位という常識的な概念のある人は「なんで私の小遣いが最初になくなるの!」と怒るのです。

なので「減税したら社会保障や社会インフラに影響が出る」という人は、節約時に一番最初に電気を止めちゃうような人です。

常識が通じない人ですので相手にする必要がありません。
「減税」と「無税」を混同し、いきなり社会インフラへの影響を語る人との議論は時間の無駄ですので、この記事を貼ってさよならしましょう。

さて、前半の「大して税金払ってなさそうな低所得の連中ほど何故か減税を主張して」という部分にも触れておきましょう。
この人も同じような人です。


この人もそう。


一見この人達は、減税に反対しているようですが、そうではありません。

この人達が反対しているのは「普通選挙」です。

「減税に反対」と「納税額が少ない奴は減税言うな」は全然違う話です。

納税額が少ない庶民は政治に口を出すな

と言っているのです。
これは非常に恐ろしいことだと思います。

今の日本では納税額に関係なく誰にでも政治に参加する権利があります。
当たり前のことのようですが、かつての日本は一定の納税額が無いと選挙権はありませんでした。
そのような社会ではダメだと先人達が勝ちとったのが、身分や財産、納税額や学歴、性別に関係なく国籍を有する成年全員の選挙権や被選挙権を認めた「普通選挙」です。
だから納税額でマウントを取るような主張は論外。

そのような人には「民撰議院設立建白書(関西弁版)」のこの一文を送ってあげてください。

「国民は政府に税金払ろとるんやから、政府のやることに文句や意見が言えるんが当然や。こんなもん当たり前の話やで」


ということで今日はここまで

ナイス減税

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